植物手帖
ユーフォルビア・ホワイトゴースト 季節別ケア方法と成長のコツ
はじめに
透明感のある乳白色の肌が特徴のユーフォルビア・ホワイトゴースト。個体ごとに様々な形に成長し、白い幽霊のような姿が特徴的でオシャレな印象を与えてくれます!
しかし一年の中で成長する期間が限られており、育て始めたばかりだと成長しているか不安になりますよね…
そんな方にユーフォルビア・ホワイトゴーストの育て方のコツを実際に私が育てているユーフォルビア・ホワイトゴーストの成長日記を交えてご紹介させていただきます!
ユーフォルビア・ホワイトゴーストの成長期
ユーフォルビア・ホワイトゴーストの成長期は基本的には4月から10月の春先から夏にかけてですが、私の体感では7月〜9月の暑い時期に一気に成長をしていると感じております。

冬の時期に購入した方などは成長を感じれないですが、季節ごとの育てるポイントを押さえて育てれば夏にはちゃんと成長するでしょう。
上手な育て方
育て方のポイントとして、栽培する場所、水やり頻度、適正な土、植え替えのタイミングをこの記事では説明いたします。
栽培する場所
季節ごとによって、ユーフォルビア・ホワイトゴーストが好む気温などがあります。
- 春〜秋の最も成長する時期
この時期はユーフォルビア・ホワイトゴーストが最も成長する時期になります。また、強い直射日光が当たらない日当たりの良い場所を好みます。
真夏以外は、午前7時から11時頃まで外で日に当て、午後は直射日光を避けるためレースカーテン越しの窓際で育ててあげましょう。
- 冬の時期
ユーフォルビア・ホワイトゴーストは耐寒性に乏しい植物です。気温が10℃以下の場所では体内の水分が冷えて弱ってしまう可能性が高いので、決して外には出さずに室内で育ててあげましょう。
水やりの頻度
水やりの頻度も季節によって異なります。
- 春〜秋の最も成長する時期
この時期は5日に1回ペースで鉢底から水がしっかり出てくる量の水をあげましょう。土がやや乾燥している状態を維持するのがポイントです。
- 冬の時期
寒い時期は月に1〜2回のペースでの水やりで十分です。また、水の量も土の表面が濡れる程度の量で留めておきましょう。
適正な土
ユーフォルビア・ホワイトゴーストは水捌けの良い土を好みます。
多肉植物用の培養土を使用するのも良いですが、「赤玉土6:腐葉土4 」で配合して作る土が水捌け、保湿度の観点からもとても相性の良い土になっております。
自分で土まで配合して育てるとより愛着が湧くのでおすすめです!
植え替えのタイミング
ユーフォルビア・ホワイトゴーストの植え替え適正タイミングは春先の3〜5月です。2〜3年に一度植え替えをして、古くなった土や根を取り除きましょう。
- 植え変え2週間前後から水やりを控える
- 鉢底ネットを敷いた鉢に、鉢底石を入れる
- 容器の1/3の高さまで土を入れる
- 株を慎重に取り出して、古い土を軽く落とす(※落としすぎ注意)
- 株を中心に植え付けて、周囲の隙間を残りの土で埋める
- 乾燥しないように水やり
植え替え後は植物に大きなストレスがかかっている状態です。その為直射日光には当てずレースカーテン越しなどの暖かい場所で育ててあげましょう。
注意!成長を妨げる害虫
ユーフォルビア・ホワイトゴーストはカイガラムシの被害を受けやすい植物です。
カイガラムシは25℃以上の高温多湿下で発生しやすく、葉から養分を吸収して株を弱らせてしまいます。
カイガラムシを発見したら薬剤を散布するか、歯ブラシでこすり落として駆除しましょう。

おわりに
ユーフォルビア・ホワイトゴーストは、その独特な姿と育てやすさから、多肉植物愛好家に人気の高い品種です。季節に応じた適切なケアを行うことで、健康的に育て、その魅力的な姿を存分に楽しむことができます。
本記事で紹介した栽培のポイントを押さえれば、初心者の方でも十分に育てることができるでしょう。改めて注意点をまとめます。
- 季節に合わせた日光の当て方
- 適切な水やりの頻度と量
- 水はけの良い土の使用
- 適切なタイミングでの植え替え
- カイガラムシなどの害虫対策
多肉植物に興味を持った方は、ぜひユーフォルビア・ホワイトゴーストの育成にチャレンジしてみてください。その成長過程を楽しみながら、自分だけのホワイトゴーストを育ててあげましょう!
参考
https://lovegreen.net/library/succulent-plants/euphorbia/p93454/