植物手帖
初心者必見!観葉植物4種類の正しい水やり方法
はじめに
観葉植物を育て始めた初心者の方が最初に気になるのが 水やり ではないでしょうか。
「この植物はどのくらいお水をあげれば良いのか」「いろんな種類がいるが、同じ頻度でお水をあげていいのか」
そこでこの記事では、観葉植物を育て始めたけど水やりの頻度がわからないという方へ観葉植物の種類ごとに水やりの頻度と基礎について詳しくご紹介していきます。
観葉植物の種類によって変わる?
観葉植物の水やりは土の表面が乾いたら、週に一回、という具体的な決まりはなく、植物の種類や育てている環境など様々な条件により水やりの頻度が異なります。
大好きな植物だからたくさんお水をあげよう!と毎日あげてしまうと逆に枯らしてしまう方も少なくありません。
大好きだからこそまずは植物の特徴を知り、その上で適切な水やりを行い元気に育ててあげましょう。
今回は観葉植物で購入数の多い4種類の植物種ごとにご紹介します。
葉物植物(モンステラ・セロームなど)
葉物植物で有名なモンステラ。
この植物は亜熱帯地域が故郷のため、ある程度の湿度は好みますが、根腐れには注意が必要です。
- 水との相性:中(適度な湿度を好む)
- 水やりの頻度:土の表面が乾いたら
- 水やりの量:鉢底から水が流れ出るまで
また、1週間に1回程度は葉っぱに霧吹きをして葉っぱの表面湿度を保つことも大切です。
観葉樹木(ベンジャミン、ベンガレンシスなど)
フィカス・ベンジャミンは東南アジアや北オーストラリアの熱帯・亜熱帯地域が原産です。安定した水分供給を好みます。
- 水との相性:やや高い(適度な水分を好む)
- 水やりの頻度:土の表面から2-3cm程度が乾いたら
- 水やりの量:鉢全体が湿る程度
葉水(霧吹き)も効果的です。急激な環境変化で葉を落とすことがあるので注意しましょう。
多肉植物(サボテン、ハオルチアなど)
サボテンは主に南北アメリカの乾燥地帯が原産です。極度の乾燥に適応しており、過湿に弱いです。
- 水との相性:低い(乾燥に強い)
- 水やりの頻度:土が完全に乾いてから1〜2週間後
- 水やりの量:少量から中程度(季節により調整)
冬場は水やりを控えめにし、月1回程度にしましょう。過湿には特に注意が必要です。
つる性植物(ポトスなど)
ポトスは東南アジアの熱帯雨林が原産です。適応力が高く、様々な環境で育つことができます。
- 水との相性:高い(適応力が高い)
- 水やりの頻度:土の表面が乾いたら
- 水やりの量:鉢から少し水が出る程度
乾燥にも過湿にも比較的強いですが、長期の乾燥は避けましょう。水やり不足より過剰の方が問題になりやすいです。
全ての植物に共通!水やりの注意事項
受け皿や鉢カバーに水はためない
水やりをしたあとに鉢底穴からこぼれた水は、受け皿や鉢カバーに溜めずに捨てるように心がけましょう。
たくさんたまった水を放置したままでいると、鉢の中の土が乾きにくく、根腐れを起こす危険性が高まります。
また、雑菌が繁殖し植物の衛生的にも悪いので、シンクに流し捨てるか、雑巾などに染み込ませて処理しましょう。
ただし少量の水であれば1日ほどで蒸発するので、問題ないです!
おわりに
観葉植物の水やりは、一見難しく感じるかもしれません。
しかし、この記事で紹介した基本的な知識を身につけることで、植物たちをより健康に、より元気に育てることができます!
おさらいで、覚えておきたい重要なポイントは以下の3つです。
- 植物の種類によって水やりの頻度と量が異なること
- 土の状態を確認してから水やりをすること
- 過剰な水やりは根腐れの原因となるため、控えめを心がけること
これらを意識しながら、植物の様子をよく見て、少しずつ水やりのコツをつかんでいきましょう。