はじめに

大きな葉っぱが特徴の植物モンステラ。この切れ込みや穴が空いた見た目が南国感を出すことでインテリアとしてもとても人気がありますね！

しかし、「葉っぱに穴が開かない…」「切れ込みが少ない…」と悩んでいる声をよく聞きます。

我が家のモンステラも切れ込みが少ない時期がありました…

そこで今回は、葉っぱに切れ込みについて解説し、どうすれば切れ込みがたくさんある元気な葉っぱが生まれるのかお伝えします！

切れ込みがある葉っぱは下の葉を守るため

そもそもモンステラの葉っぱに切れ込みがあるのは、光や風を通すためだと言われております。

モンステラは葉っぱが大きい植物なので、成長すると新しい葉っぱが邪魔をして、下の葉に火が当たるのを遮ってしまいます。

これではせっかく大きな葉っぱで光合成できるのに、光が来ないので元気に成長するための光を届けることができません。

そこでモンステラは下の葉にも日が当たるようにするため、新しい葉っぱは切れ込みや穴を作るようになったということなのです。

生き抜く上で獲得した特徴ということですね！モンステラの賢さに感動しました…

切れ込みが入らない原因は…？

では本題に。

モンステラの特徴である葉っぱの切れ込みが入らない理由。それはモンステラが”未熟”ということです。

小さな株の時期は、そもそも日光を遮るものがないため、切り込みがありません。

我が家のモンちゃん（モンステラ）も6枚目でようやく切れ込みのある葉っぱが生まれてきました。

つまり、はに切れ込みや穴がないモンステラの正体は、まだ穴が開き始める段階だったということです。

「葉っぱに穴が開かない…」「切れ込みが少ない…」と悩んでいる方も成長とともに切れ込みが生まれてきますので、安心して成長を見守ってあげてください！

成長しても切れ込みが少ない

「モンステラの葉っぱの切れ込みが少なくなってきている。」こんなお悩みも聞きます。

我が家のモンちゃんも一時期、切れ込みが少なくなった時期がありました。

葉っぱの切れ込みが少なくなる原因としては

• 栄養不足
• 日光不足

この2つが大きく関係しています。

栄養不足

栄養不足の原因はたくさんありますが、我が家のもんちゃんは植え替えを行わな方ことが原因として考えられます。

植え替えを行わないと、根が成長しすぎることで根詰まりを起こしたり、土の中の養分など生きていく上で必要なものが失われている状態です。

そのまま放置したことで、健康的な生育ができず切れ込みが減ってしまいました。

日光不足

植物の成長に欠かせない光合成。光合成を行わないと植物の茎が細くなったり、ガリガリになったり、細く広がったりします。これを『徒長』と言います。

「徒長」は、光の方角に体を傾ける動き同じで、光の足りない悪い環境から自力で脱出しようとする生理的な反応です。

おそらく、我が家のモンちゃんの切り込みが無くなってしまった原因もこの2つのどちらかになります。

定期的な日光浴と植え替えが重要

元気で綺麗な切れ込みを出してもらうには定期的な日光浴と植え替えを行いましょう。

植え替え

植物の成長に合わせて、植え替えは行いましょう。

植え替えのサインとしては、水やりした際に水の吸い込みが悪いと感じたり、鉢底から根が出ていたりすることがサインです。

モンステラの植え替え時期は、5～9月頃が適しています。モンステラは成長が早く、1～2年を目安にひと回り大きい鉢に植え替えるようにしましょう。

日光浴

モンステラは日光を好む植物です。風通しと日当たりの良い場所で管理するのがおすすめです。

秋から春までは日光のよく当たる部屋で、夏場は直射日光を避けた場所で管理しましょう。レースカーテン越しの窓辺がとても理想的です。

1日4～5時間ほど日光に当ててあげると元気に育ちます！

おわりに

モンステラの魅力的な切れ込みは、適切なケアと時間によって現れます。

若い株や栄養・日光不足の場合、切れ込みが少なくなることがありますが、焦る必要はありません。

定期的な植え替えと適切な日光浴を心がけることで、健康的で美しい切れ込みのある葉を楽しむことができます。

モンステラの成長を見守りながら、その変化を楽しむことも植物育ての醍醐味の一つです。

あなたのモンステラが素敵な切れ込みを持つ葉を次々と展開していく様子を、ぜひ楽しみにしてください。忍耐強く適切なケアを続けることで、きっと理想的なモンステラに成長していくはずです。

参考資料

https://hitohana.tokyo/note/3688

https://green-tech.co.jp/tuchi-com/bringup/

https://greensnap.jp/article/10107