植物手帖
パキラの葉が黄色い!原因と対処法 | 簡単ケアで元気な葉っぱを取り戻す方法
はじめに
The・木 のようなしっかりとした幹に面長の葉がパッと広がるかわいい見た目のパキラ。
そのかわいい見た目とよい縁を呼んで運気を上げる風水効果があることから、インテリアとしても人気が高いですが、育てていると「パキラの葉が黄色くなっている…」みたいな経験はありませんか?
この記事では、パキラの葉が黄色くなる原因と対処法を詳しく解説。それぞれの症状別の復活方法をご紹介し初心者でも簡単にできるパキラのケア方法についてお伝えいたします。
パキラの葉が黄色くなる要因は?

パキラの葉が黄色くなるのは全てが悪いわけではありません。
しっかりと良い場合と悪い場合を確認し対処する必要があります。
良い場合
健康なパキラから葉が黄色くなり落葉することもあります。それは”新陳代謝”。
特に寒さが緩む春先にパキラの葉っぱが黄色くなるのは成長の証であることが多いです。
パキラの幹を押して、固い状態であれば健康なので、安心して育ててください。
また、健康なパキラは変色が始まってまもなく新芽が出てくることが多いので、見極めポイントとして覚えておいてほしいです。
悪い場合
パキラが枯れたり元気がなくなるのは様々な要因がありますが、今回はパキラの葉が黄色く変色してしまう主な要因3つをご紹介します。
- 土の栄養不足
- 根腐れ
- 日光不足
1.土の栄養不足
環境もよく特に間違ったことをしていないのにパキラの葉の変色が進む場合もございます。
考えられるのは土の栄養が足りないこと。
土の中のマグネシウム成分が足りないと葉が黄色くなることがあります。
2.根腐れ
根腐れは水のやりすぎや水はけの悪い土で育てている際に起こりやすいです。
パキラが根腐れになると、パキラの葉っぱの色が変色したり、落葉などの症状が見られます。
また、根腐れの場合は全体的に枯れ始めるので、良い場合とは大きく見た目が変わります。
3.日光不足
パキラの新しい芽が細く太陽の方に伸びたりしていませんか?
日光を求めて、間延びしてしまう徒長という症状が出ている時はパキラの葉っぱの色も黄色く変色しやすい状態です。
パキラは太陽光が届かない場所では弱ってきてしまいます。
対処法は?復活できる?
それぞれの悪い場合に対しても適切な対処法もご紹介します。
- 土の栄養不足の場合
- 液体肥料や固形肥料を与えて、土壌の栄養を補給します。
- マグネシウム不足の場合は、マグァンプを土に混ぜて与えると効果的です。
- 定期的な植え替えも土壌の栄養を維持するのに役立ちます。
- 根腐れの場合
- まず、植木鉢の排水穴が詰まっていないか確認し、必要に応じて掃除します。
- 植物を鉢から取り出し、腐った根を清潔なハサミで切除します。
- 新しい清潔な土と、排水の良い鉢に植え直します。
- しばらくは水やりを控えめにし、土が乾いてから与えるようにします。
- 日光不足の場合
- パキラを明るい場所に移動させます。直射日光は避け、明るい間接光が当たる場所が理想的です。
- 窓際や日光が十分に入る部屋の中央など、光量の多い場所を選びましょう。
- 冬場など光量が不足する季節は、必要に応じて植物用のLEDライトを使用することも検討してください。
これらの対処法を実施しても改善が見られない場合は、病気や害虫の可能性も考えられます。専門店や園芸センターに相談するのも良いでしょう。
おわりに
パキラの葉が黄色くなることは、必ずしも深刻な問題ではありません。新陳代謝の一環である場合もあれば、栄養不足や根腐れ、日光不足などが原因の場合もあります。適切な原因を見極め、適切なケアを行うことで、多くの場合パキラは健康を取り戻すことができます。
日々の観察を怠らずにパキラとの生活を楽しんでください!
参考記事
https://greensnap.co.jp/columns/wither_pachira
https://sakura.hidezumi.com/plant/2013/03/11/パキラの葉が黄色くなる/#004